生きてることは当たり前じゃない。けれどたまにどうしようもなく死にたくなるんだ。
あっちん(@acchin1208)です。
今回は何かの役に立つことでも、悩みを解決する記事でもありません。
ふと目に入ってしまったことに影響されて昔を思い出してしまったことの記事、つまり自分語りです。
つまらないかもしれないけど、よければ付き合ってね。
普段何気なく生活していてよく忘れてしまうんです。生きているということが当たり前でないことに。
自分にも、まだ幼いのに息を引き取った妹と弟がいます。妹の方は僕も小さかったんであまり記憶がありませんが、弟のほうは本当にショックでした。ただ、部屋で死んでしまった弟を抱き一人で泣いてうずくまってる母の姿を見た時、人が生きるってなんなんだろうって思った記憶がある。
— あっちん@ベース弾く二児パパ (@acchin1208) December 27, 2018
人間の体は手があって足があって目があって口があって…
みんな同じような見た目をしているけれど、たまに違った容姿で生まれてくる子もいる訳で…
元々生まれた時点で、頭が肥大している病気?と一生歩けないような状態の足だったらしく、生まれながらにハンデを背負ってる状態でした。そんな子が生まれて2年も経たずこの世を去ってしまうなんて、人は何のために生まれてくるのかわからなくなるでしょ? イタズラに命与えて簡単に奪っていくなんて
— あっちん@あちブロ! (@acchin1208) 2018年12月27日
僕が中学1年生の時に生まれた弟は、生まれた時からハンデを背負っていました。
年の離れた兄弟ということで、生まれた時はものすごく嬉しかったのを覚えています。
…が、すぐに母親から告げられました。
「この子は一生歩けないかもしれないの。」
言葉通りの意味なんですが、いろんなことを想像してしまいました。
僕が普通に生活していることはもちろん、スポーツはおろか走ったりジャンプしたりすることも出来ないなんて…
一体どんなにつらい境遇になるんだろうと。
周りは普通なのになんで自分だけ、と思ってしまうのではないのかと、子供ながらに考えてしまいました。
なので将来、少しでもそんな現実に立ち向かえるように、兄である自分のことが家族であることが誇れるようなすごい人になって、弟のことを励ましてやれる存在になろうと頑張ることを決意しました。
ただ、生まれて2年も経たずに息を引き取りました。
その足のこともそうなんですが、体が弱く、ちょっと風邪を引いただけですぐに入院になってしまうほど、呼吸器を普段から外せないほどに脆い体だったのでした。
そんな命を必死につなぎとめようと自分の両親はいろんな病院を転々としていました。
県外の病院に泊り込みで何日もいないなんて普通でしたし、お金もたくさんかけたと思います。
亡くなる前に行った病院も、かなり遠方の病院だったと聞いています。
それでも救えませんでした。いっぱい泣きました。
僕よりも母のほうが泣いたと思いますが、今でも死んだ弟を抱えて自分の部屋でうずくまって泣いている後ろ姿を覚えています。
その姿は、この世で一番悲しい光景のように思います。
生まれてきた意味ってなに?
人はなんのために生まれてくるんでしょうか?
意味づけしたがるのはいいことではないのかもしれませんが、もし生まれてくることに何か意味があるのだとすれば、彼が生まれてきた意味ってなんなんでしょう?
僕を含む家族に「生きていることは当たり前じゃない」って教えてくれるため?
僕らに「人はいなくなっても、心の中でずっとそばに居る」って教えてくれるため?
少なくとも僕はそんなことを教わるより、辛くて厳しいけど一緒に生きる未来がほしかった。
ただ悲しいだけの温もりが心の中に居続けるなら、そんな温もりなんていらなかった。
もし神様ってのがいて、生まれてくることと死ぬことを決めているのだとしたら、僕は本気で神様を恨んだのを覚えています。
生き続ける意味ってなに?
残された家族は、ただひたすらに悲しいです。
あの時ああしていればとか、わかってはいるんですが自分を責めてしまいます。
きっと僕の両親もずっと自分を責めたでしょう。
何を言っても過去の現実は変わらないのですが、それが余計に今を辛くさせます。
「幸せになりましょう」なんて簡単に言うけど、じゃあ自分が幸せになって他人は幸せじゃなくてもいいの?
自分が幸せになるために犠牲になった人はどうなるの?
人は生きるために食べなくてはいけません。
野菜や果物だけじゃなく、肉や魚なんかも食べます。
その動物達に家族はいたんじゃないの?人間以外は幸せでなくていいの?
考えればきりがありあません。何かを犠牲にして得る幸せなんてほしくなかった。
当時、僕は生き続ける意味を見失っていたように思います。
学校も行かなくなったし、家でも荒れました。
死にたくなる気持ち、すごくわかります。
そんな僕がここまで生きてきました。その心境の変化は、また後日別の記事にまとめることにします。
少しでも共感できたらうれしい
人はそれぞれ、何かしら暗い過去を抱えていると思っています。
僕の場合はこれです。
その出来事の辛さや重さなんて人によって感じ方が違うので優劣なんて付けれないんですが、僕は現在辛い経験をしているという人や、立ち直れそうにないという人に出会った時にこの話をするようにしていました。
その辛い気持ちに少しでも共感できる人がいるって思ってくれれば、少しは気持ちが楽になるのではないかと思って。
今ではこの出来事に対しての気持ちの整理はできています。
考え方も少し変わった部分があります。
とある記事を見て、読んで少しでも辛い気持ちを和らげてあげられたらと思い、この出来事を記事にしてみました。
昔の自分からしたら、不特定多数の媒体にこの話を書くなんて考えられないでしょうね(笑)
現在、僕には0歳児の子供がいます。生きていることが当たり前だとは思ってないし、健康で居続けられるわけでないと思います。
ただその経験のおかげって訳じゃないですが、無条件に息子を愛することが出来ているのではないかなと思ってます。そう思えば、いままでの出来事に、感謝しなくてはいけないのかもしれませんね。
ではでは!