もうすぐ父親になる僕が出産に立ち会って良かった体験談

2018-11-24

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こんにちは。あっちん(@acchin1208)です。

前回、「父親として出産に立ち会いをして良かったこと!父親が出産に立ち会う意味とは?」で、出産に立ち会ってよかったことをまとめました。

今回は、実際に陣痛が始まってから赤ちゃんが生まれるまでの流れを、父親としてどのように動いていたか、そしてその時の思っていたことを書いていきたいと思います。

出産に立ち会うというのは、ひたすら声をかけ続けるだけのイメージでしたが、出産までにかかる時間や陣痛が始まってからの妻の様子は、実際に想像してた出産のイメージとは大きくかけ離れていました。




仕事中、一本の電話が…

出産予定日が翌々日まで迫ったその日の夕方頃、仕事中に会社に僕宛の電話が入りました。

「○○くん、奥さんから電話かかってきてるよ!ついにかな?」

すぐに事務所に駆けつけて出てみると、妻から陣痛が始まったかもとのご連絡。会社の人たちには話してあったので、すぐに仕事を切り上げて助産所に向かいました。

すると、妻と義母さんが助産所で待ってました。




子宮口が空いてないので、入所はまだできなかった

昼頃に痛みが一時間おきくらいにきてたのが、夕方頃には5分おきくらいになっていたので「これはもうすぐかも…」と思い助産所に向かいました。

…が、残念ながら子宮口がある程度開いてないと助産所に入所ができないとのことでした。

不安になったらいつでも電話してきて、とのことでしたが、もう不安しかなかったですよね…笑

妻は耐えられる痛みだとは言ってましたが、見てる側からしたら辛そうで仕方がなかったです。

時間が経つにつれてどんどん痛みが強くなっているみたいでしたし、心境的には一刻も早く助産所に連れて行きたかったです。

そして、23時頃には相当痛みが強くなってきたらしく、再度助産所へ向かうことに…

再度受診するもまだ入所できず、しばらく二人でドライブへ

「なんでだ~…こんなに痛がってるのに…」

まだ入所できないと聞いて結構イラついてしまったのを覚えています笑

ただ、つらいのは自分ではないので、すぐに妻を車に乗せて近くにドライブに行きました。

なんでも、痛みを和らげるのと子宮口を開かせるのに車に乗っている時の揺れは結構効くとのこと。

なので、小一時間おしゃべりをしながら(僕がほぼずっと声を掛けている状況でした)車を走らせました。

この子が生まれた後の話や、自分達の親のこと、身の回りのママさんたちの話など、結構いろんな話をしたのを覚えてます。

今思うとこういう時間を一緒に過ごすのも、出産を一緒に乗り越えたという感覚をより強くするのかもしれませんね。

そして日付が変わるころ、助産所に戻りました。




無事入所したが、そこからが本当の闘いだった。

僕らが利用した助産所は、フリースタイル出産というのを採用していて、分娩室とかで生むのではなく、普通の和室のような畳の部屋で出産ができる場所でした。

お風呂もついており、夫も一緒に泊まることもできるのですごく助かりました。

あらかじめ用意しておいた入所セットを運び、妻を布団に寝かせ、さぁ出産だ!…と思っていたのですが、実はそこからが長いんですね笑

全く知りませんでした… 

子宮口が開ききるまでに人によって、初産婦か経産婦かによってもだいぶ違うみたいなんですが、だいぶ時間が掛かると言われました。

陣痛の痛みは5分おきから2~3分おきに変わり、痛みも尋常じゃなくなってきたらしく、毎回絶叫するくらい激痛がするようでした。

助産師さんに言われたところをさすったり痛みのつど抑えたり、時には声を掛けたり… 長期戦になるといわれましたが、少しでも痛みを代わってやれないかと思うくらい辛そうでした。

何度も時計を見てましたが、この日ほど夜が長く感じた日はありません。

ただ、さすがは助産師さんというべきか、いつもどおりに落ち着いて対応していただいて、どんなに絶叫を聞いたりしてもやさしく声を掛けてくださいました。

おかげでなんとか長い夜を乗り切れました。

夜を乗り切り、ついに破水

長い夜を越えてついに破水しました

うとうとはしながらも、ほぼ睡眠なしで朝を迎えました。

痛みもピークに達していて、着ていたTシャツも汗でびしょぬれになりながら耐えてたら、朝8時ごろついに破水しました。

そこから、出産する体勢になり、助産師さんの指導のもといきみ始めました。

妻の場合、かなり上手だったみたいなんですが、いきみながら妻が「一緒にがんばろうね」とか「下手でごめんね、つらいよね」とか声を掛けていました。

一番つらい立場なのは自分なのにそうやって赤ちゃんに気を使う姿も見れた時、「なんてやさしい人なんだ、この人と結婚してよかった」と思えました。

出産に立ち会うことで見れる姿は、なにも悪い一面だけではないということですね。




陣痛22時間を乗りきり、無事出産

午前11時ごろ、ついに出産しました!

※実際の生まれたばかりのたけちゃん

生まれた赤子をすぐに仰向けになった妻のおなかの上にのせ(カンガルーケア)夫婦二人でとても感動しました。こんな小さな体でがんばってきたんだと。

後から聞いた話だと、微弱な陣痛が出産前日12時ごろから始まっていたらしく、陣痛の合計が22時間だったそうです。(すごく長い人だと三日とかかかるみたいですね…)

本当に、二人ともよく頑張ってくれました。

自分は必死に声を掛けたり、言われた通り体をさするったり抑えたりくらいしか出来ませんでしたが、妻は「いてくれてとても安心した」と言ってくれて立ち会ってよかったと本当に思えました。




家族の絆がより一層深まった

夫が出産に立ち会って、実際大きな変化や影響は少ないかもしれませんが、僕自身立ち会いをして本当に良かったと思っています。

生まれる瞬間を見れたこともありますし、なにより女性が一番苦しい出来事であろう出産をサポートしてあげれたという自信になりました。

次がもしあるとしたら、また立会いを希望しようと考えてます。

母体や子供の状態にもよりますが、出来る限りサポートしていきたいと思います。

最後に

もし、立ち会うかどうかを迷っているのであれば、是非立ち会いを希望することを個人的にオススメします。タイミングや環境によっては実際に当日になって立ち会いできないケースがよくありますが、明らかに子供に対する気持ちが違ってくるでしょう。

長い長い子育てのスタートの瞬間を、ぜひ夫婦二人で迎えてみてください

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!